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【ART】黒田泰三 白磁 展@ヴァンジ彫刻庭園美術館

2019年3月 3日

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昼食後は伊豆でのんびりしようかと思ったのですが、河津付近は混雑し始めていたので…帰りの渋滞を恐れて北上することに。

 

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ということで三島のクレマチスの丘へ。年末に訪れた時は同エリア内のベルナール・ビュフェ美術館で行われていたタラブックスの企画展を見るためでしたが、今回は本館のヴァンジ彫刻美術館に向かいました。

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春には花々の咲き乱れる広い庭園も、冬のこの時期には静けさが漂っていました。と…ふと足元を見ると、色とりどりのクロッカスが!その他にもクリスマスローズやスノードロップが咲いていたりと、寒さに負けずに可憐に作花々に癒されました。

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今開催中なのは「黒田泰造 白磁」。轆轤挽きの白磁の作品のみを制作する陶芸家・黒田さんの展覧会です。

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館内に入ってすぐに展覧会がスタート(館内も撮影可能です)。展示台の脚がアクリルで作られているために、作品がまるで宙に浮いているようですね。

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無釉の焼締で作られる器は焼締の後に磨かれ、滑らかな表情。

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浮遊感といいますか、まるで無重力の中にいるような。。

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作者の意志やエゴなどは全て取り払われた、無意識の中から生まれたような美しいフォルム。ヴァンジの彫刻とも寄り添っているみたい。

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企画展は前回の須田さんの展覧会と同じ吹き抜け部分のみの展示でしたが、奥の部屋では黒田さんへのインタビューの映像を流していて、ギュッと中身の濃い内容となっていました。

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美術館での個展は初めてということですが、西麻布や自由が丘の器屋さんでの個展と器の表情は変わりません。我が家にも20代の頃に購入した小鉢がひとつありますが、夕ご飯のお漬物専用となっています。

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外に出ると空には雲が広がっていて、冬の寒さに逆戻り。庭園の落葉した木々により春はまだ先のように感じますが、ガーデナーの方々が忙しくされていたので、草花は着実に春へと向かっているのですね。そして何より朝の河津桜を見ていた時の方が暖かく、暖かな中でお花見ができたことに改めて感謝する2人なのでした。

【ヴァンジ彫刻庭園美術館】静岡県駿東郡長泉町クレマチスの丘347-1

 

カテゴリー:ART&CULTURE

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