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【秋たび・ART】 Kiyoharu Art Colony @山梨
2019年10月 9日
遠くに南アルプスを望む絶景、清春芸術村に到着です。
広大な芝生にいくつかの建物が点在しているこの芸術村。ここを象徴すのがこのレンガ造りの建物「ラ・リューシュ」。若き日のシャガールやモジリアーニなど芸術家のアトリエだった建物が老朽化によって取り壊しになると聞き、買い取って移築しようとした矢先にパリでの保存が決定。そのためこちらは設計図通りに再現されたものなのだそう。独特な雰囲気を出しているのは、その設計だけではなく実際にこちらでアーティストが暮らしているからかしら。
芝生の端に建つこちらは「光の美術館」、安藤忠雄設計の自然光のみの美術館。
内部はスペインのアーティスト、アントニ・クラーベの常設展示です。
この日は晴天だったので、トップライトから降り注ぐ光が建物内部におもしろい模様を作り出していました。長方形のコンクリートの建物と聞くと、無機質な印象を受けますが…そこは安藤建築、ご覧の通りの表情豊かな空間になるのですね。
作品との相性も良いですね。
芝生の片隅のツリーハウスは藤森照信の設計。内部は何と茶室になっているそうなのですが、残念ながら見学は不可でした。
そして白樺林の中にひっそり建つのは「ルオー礼拝堂」。
宗教画家ジョルジュ・ルオーの銅版画が掲げられたこじんまりとした礼拝堂。建物を見てもピンとこなかったのですが、設計は谷口吉生氏。
入り口上のステンドグラスもルオー作なのだそう。
そして白樺林に先に見えてきたのは…
「清春白樺美術館」、こちらも谷口建築とのとこと。ですが…1983年と初期だからか、いつもの特徴(大きな開口部や無駄のないすっきり荘厳な感じなど)は私には残念ながら感じられず。。
内部は部分的に2階がったり、サンルームがあったりと個人の邸宅のよう。展示作品はルオーのほかには岸田劉生やバーナード・リーチなど興味のあるものが多く、楽しく鑑賞できました。
本当は芸術村の脇にできた杉本博司氏の関わったレストラン「stove」に行きたかったのですが、この日は貸切営業だったようで残念。。また次の機会が…あったら良いなぁ。
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