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【晩秋さんぽ・ART】森の声に耳を澄ます
2019年11月22日
森の遊歩道というのは、美術館の裏に広がる散策できる森のことでして。
以前訪れた際は若葉の茂る生き生きとした森でしたが、今回は紅葉の進む艶やかな森へと姿を変えていました。
そんな美しい森からフルートの調べが聞こえてくると思ったら、それが最後の章となるスーザン・フィリップスのインスタレーションでした。あちこちの幹に計11個のスピーカーが取り付けられ、1スピーカー1音、まるで森全体が音楽を奏でているかのよう。対になる巨匠はというと作曲家のラヴェルで、フルートで演奏されているのが歌曲集「シェヘラザード・第二曲 魔法の笛」からの断片。フランス印象派の中でも美術ではなく音楽の方、印象派のラヴェルが来るとは。。
ただ単に”近代美術の巨匠に影響を受けた現代アーティストを対で紹介”なんていう浅いものではなく、時には寄り添い問いには同じ方向を見ながらの別のアプローチだったりと、多種多様な世界を見せてくれる展覧会でした。先日行った国立近代美術館の「窓展」 同様に、キュレーターさんの力によるところが大きい展覧会なのだなぁと感じました。素晴らしい。。
帰り道、仙石原のこの時期の楽しみはススキ野原。今年は台風19号の影響で散策できる道はほとんどなく、遠くから眺めるだけでした。それでもこんなに美しい景色を楽しむことができ、感謝です。
そして箱根スカイラインへ進み、芦ノ湖の絶景〜。私たちのいる手前側は晴れているのに、向こう側半分が曇り空の、ツートーンの面白い風景ですね。
ふらり日帰り散歩とは思えない充実の1日。次こそは今回お休みだった釜飯屋さんに行きたいな。
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