そして本日の目的地、奥日光にある戦場ヶ原の入り口に到着。

軽めのトレッキングシューズに小さなザックを背負って、散策スタート。

いくつかの魅力的なハイキングコースがあるのですが、目指すは小田代ヶ原。本当は戦場ヶ原に行く予定でしたが、昨年の台風被害によるデッキ補修をしていて一部通行止めとなっていたので予定変更となったのです。

秋が深ってゆく秋色に染まる静かな森。。通常の湿原の中デッキを進むのも気持ちよかったかと思いますが、今回は通行止めによって森の中を進むこのコースになってこの時期ならではの楽しみに出会えたようです。

シン…と静まり返る森に、カサカサと落ち葉を踏む音がひびきます。

紅葉狩りにはまだ少し早いと思われていましたが、直前で一気に冷え込んだために紅葉が進んだようです。

ハイキング中に出会ったご夫婦とも「紅葉のタイミングに合わせようとしても、こんなにぴったりと合うことはないね〜」と、お互い笑顔で挨拶を交わしました。

これは…。

この一帯は「ラムサール条約」に登録された湿地帯ということで、マイカーの乗り入れは不可。一帯を走ることができるのは低公害バスのみなのですが、その道路も湿地の外側なので何しろ静かです。

そして小田代ヶ原に到着…これが草紅葉なのか！男体山をはじめとする日光連山を背景とした見事な秋の風景に、言葉も出ませんでした。

場所によって生える植物が異なるので、湿地全体がまるで色鮮やかな絨毯のよう。。

 

見飽きることなく立ち止まってボーッと佇んだりカメラで撮影したりしていると、いつものごとくサリュオーナーに急かされます。。

この先にある湯滝まで足を伸ばしたい…のはやまやまですが、帰りの時間を考えるとそろそろ戻らなければなりません。

アップダウンのほとんどないなだらかなコースをテクテク帰路に。次回はまた違うハイキングコースにしよう。

黄色く色づいた紅葉の中でも、一番日の当たる部分だけが赤く染まっていました。目を疑うような強い色彩、どこかで見たようなタイムリーな色合いです。思い切り秋を満喫して、これにてハイキングは終了〜。