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【初夏ハイク】棒ノ嶺で沢登り
2021年6月11日
梅雨の入りが遅れている関東、まるで初夏のような晴天を楽しもうと朝早くから棒ノ嶺へとやってきました。無料の駐車場に止めた後は、有間ダムの完成に伴いできた名栗湖へ。鏡のように空と山の青と緑を映した湖をぐるりと回り込んで登山道へと進みます。
橋を渡るとしっとりとした森の入り口、白谷橋登山口より登山スタートです。
片側が崖のなかなかの細道。人気のある山なのですが、平日早朝のためほとんど人に会うことなくマイペースに登ることができました。
ズンズン。
横を見ると木漏れ日のしたにシダ植物がたくさん!気持ち良いですね〜。
なんて景色を眺めながら棒ノ嶺を目指してと進みます。同じ道標には「キケン×」の印、確かにその方角には沢があって間違う人も出てきそう。。要所要所で地図を確認しながら安全第一に進まないと、と気を引き締めます。
沢の横を歩いて行く道に段々と岩場が増えていき…
本日の目的であるゴルジュ帯へ到着〜。
このゴルジュ帯とはフランス語で喉の意味で、切り立った大きな岩壁に挟まれた谷のこと。見上げると両脇の岩壁と生い茂る緑で、なんて綺麗なこと!
しばらく晴天続きだったこともあり水量は少なめ。
ストック(トレッキングポール)はザックに括り付けて、岩場の心得である”三点支持”をしっかり守って慎重に進んでいきます。
急な箇所には鎖が設置されているので、安心して進むことができました。
安全な箇所まで登り切ったところで振り返ると、なかなかの高さを登ったことを実感。。
さらに鎖場をズンズン、ロープがかけられた場所などもあり慎重に。。
ゴルジュ帯を抜けると、今度は木の根が剥き出しの急登に突入。
可愛らしい白い小花が群生していました。後で調べると林に自生するコアジサイなのだそう。白に紫を一滴垂らしたような色味で、ひとつひとつの花の大きさは1cmにも満たない小ささ。一帯がスッと清涼感のある香りに包まれ、疲れも少しやわらいでいきます。
そしてやっと頂上手前のポイント「ゴンジリ峠」に到着。。
最後のさらなる急登に2人の口数も減ってゆき…
ついに…
棒ノ嶺山頂に到着〜。体力はある方だと思っていましたが、この日は予報よりも気温の高い夏のような陽気になったから力を奪われたようです。。
山頂の広場には東屋やテーブルあり、木々が生い茂って眺望はわずかですが明るく開けています。早めの時間だったからか先客は2名のみ、無事に日陰のテーブルを確保できました。
本日の山ご飯は写真のセブンイレブン「金の直火焼ハンバーグ」とモンベルのリゾッタ。噂を聞いて食べてみたかったハンバーグが疲れた体に染み渡ります。。
食後はこちら。山の行動食のなかで羊羹が定番ですが、きんつばも食べやすいのではと思ったら…手も汚れずサッパリ美味しい。歩きながらというよりも、食後のおやつの定番になりそうです。
そして珈琲は楽しみにしていたYAMAPオリジナルのコーヒーバッグを淹れてみました!なんとスペシャルティコーヒー専門店”さかい珈琲”協力のもと、実際に山でテイスティングしてブレンドした本気度。ティーバッグのようにコーヒーバッグで淹れるのは初めてだったのですが、香り高く確りとした味わい。山での珈琲というのは毎朝淹れる珈琲以上に美味しさが染み渡ると言いますか、抜群の景色の中でいただくと格別です。これまた山での定番にしたいものが増えました。
なんて、ゆっくり休んで下山。
途中の丸太階段は崩れている部分も多く、下りはより慎重に。。
岩茸石まで戻ったら河又方面へと進みます。道はというと…右側の丸太レールと岩との間の細い部分です。
展望のない樹林帯が長いこと続きます。。
木の根に注意しながらジグザクに下山し、
途中の展望に心を安め…
気温の上昇に力を奪われつつ…
里へ降りて終了〜。おさらいでデータを見ると総距離8kmで累積の標高差は921mと、前回の大菩薩嶺よりも私たちにしてはハードなデータでした。また人の少なそうな日を狙って天候と相談しつつ、次はゆったりハイキングをしようと計画を練るのでした。