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【ART】川村記念美術館/Wrap,Pack,Stack 展
2021年7月 7日
改修工事を終えて7月から再開した川村記念美術館に行ってきました。
日時指定のオンラインチケットが必須で、それゆえ事前購入の画面を見せるだけなので入館もスムーズ。アプローチを抜けるとパッと開け、大きな池と噴水が目に入ってきます。
指定時間に合わせて一度入館しましたが、すぐさま外へ出て広い自然散策路に向かいます。広場にはポツンとヘンリー・ムーアの彫刻、以前はここでクラフトフェア「にわのわ」が開かれていたなぁと思い出しつつ、今はその時とはずいぶん異なる生活になったものだと思いを馳せるのでした。。
アジサイも今年最後の輝きかしら、まだまだ楽しませてくれていました。
向かった先はこちら、散策路の中にある何とも豪華な東屋。ここは東屋というだけあって、レストランやカフェではなく半屋内の部屋の中には3テーブル、そして広いウッドデッキがあるだけの場所なのです。散策途中に自由に使うことができるので、この日は持参したお弁当でランチをすることとなりました。
その後はしっとり湿度たっぷりな散策路を進み…
睡蓮の庭へ〜。池の水面がすべて隠れてしまうほどに、蓮の葉が生い茂っています。
スックと茎を伸ばしたオオガハス、その花びらのグラデーションの美しさに見惚れてしまいます。。
もう一つの池には別の睡蓮と、二羽の白鳥、まるで絵画の様な景色ですね。
近くに行くと白鳥の羽の中から雛鳥が出てきました〜!
じっとりと汗をかいてきたところで最初の場所に戻り、
やっと美術館へ(館内では一切の撮影が禁止です)。半年の改修といっても展示室自体は大きく変わったところは少なかったので、老朽化した設備などの改修だったのかしら。2階の広い展示室に飾られた現代アートが大幅に入れ替えられていて、マーク・ロスコのシーグラム壁画7点を飾るロスコルームと合わせて見応えのある常設展示でした。
現在行われている企画展「クリストとジャンヌ=クロード Wrap,Pack,Stack」はいつもの2階ではなく、以前日本画が飾られていた1階での展示でした。芸術家ユニットとして活躍し、建築物を包む大規模なプロジェクトを世界各地で実施。今回は(ほとんどが実現されなかった)プロジェクトの構想時のコラージュ作品が展示されていました。今秋はパリの凱旋門でのプロジェクトが企画されているというので、行くことはままならないにしても何かの記事で続報を確認しようと思います。
帰りの道すがらには強い芳香を放つヤマユリがあちこちに。ここでは近&現代美術を鑑賞するとともに、広大な敷地で四季を感じるのも楽しみのひとつなのです。