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【LUNCH】Curry Spice Gelateria KALPASI
2022年2月25日
世田谷美術館を出るとちょうどお昼時…以前から気になっていた同じ世田谷にある下北沢Curry Spice Gerateria KALPASI へ行くことにしました。
ここは千歳船橋にあるKALPASIの姉妹店で、本店は予約困難な南インド料理店ですが、ディナータイムのみの営業ということで縁がないなぁと思っていたのです。が…この姉妹店では念願のランチ営業&スパイスを使ったジェラートまであるということで、いつか行かねばと機会を窺っていたのです。
入口すぐに置かれた自動販売機で食券を求めて席へ〜。店員さんはカウンター内に2名、こうしてお会計の手間が省けることで便利に効率良くなっているのですね。
向かいにはジェラートが見えるではないですか!蓋式のポットとは、ジェラートへの愛を感じます。。
内部はコンクリート打ちっぱなしのミニマル空間、カウンター席のみでそれぞれのサイドには大きな仕切りが配されていました。
そしてやってきました「カレー3種」のミールス(南インド料理の定食のこと)!
左から「ケーララ チキンカレー」ココナッツミルクとトマト、チキン、タリマンド入りで、酸味のあるパキッとエッジの効いた爽やかな味わい。「イストゥ」ココナッツミルクで野菜を煮込んだケララ式のシチューで、こちらは一点まろやか〜。
「ポーク ペッパー マサラ」オリジナルガラムマサラとペッパーが効いた香り高く爽やかなカレーで、こちらはググッと深いコクを感じるもので三者三様のはっきりと異なる風味の違いに目が覚めるようでした。
ライスは黒米・ジャスミンライス・バスマティライスを合わせたもので、上にはレモンの皮のピクルスと生姜のチャトニが鎮座。パラパラすぎずカレーがよく絡む絶妙なライスで、ここでもおぉと唸るのでした。。そして手前には玉ねぎのアチャールや野菜のポリヤル、サブジなどの副菜が並び、ライスを中心にあれこれと混ぜながら食べすすめていきました。
ミールスの興奮冷めやらぬ中、ジェラートがやってきました〜。8種類から選んだのは「花椒ショコラーデ」「スターアニス ミックスオレンジ」。
カレーの方は複雑にからむスパイスでしたが、こちらはひとつのフレーバーに1種類のスパイスということでよりはっきりとスパイスの特徴を感じます。特に花椒ショコラーデなんて、ビターなチョコレートが爽やかな香りをまとい、余韻には爽やかさと合わせて独特な舌が痺れる感じが残り…まるでボンボン・オ・ショコラをジェラートで表現したかのよう!8種類のジェラートすべて制覇したら、スパイスの特徴をはっきりと覚えることができそうです。
南インド出身の料理人の作るおおらかな味わいも素晴らしいのですが、日本人オーナーの緻密なスパイス使いにも毎度ハッとされられます(結果どちらも素晴らしく、ますますカレーファンになっていくのでした)。今回は特に2人して新しい扉を開いてしまった…と思うくらい”スパイスの魔術師”と呼ばれるオーナーの作り出す味わいにすっかり虜になってしまいました。