時折やってくる”今日は蕎麦の気分〜”を満たすべく、この日のランチは浅草にある吾妻橋やぶそばへ。

藪御三家のひとつ並木藪蕎麦にも惹かれたけれど、まだ行ったことのなかったこちらへ。神田やぶそばにて長年修行されたご主人のお店です。

平日といことで、並ぶことなくすんなり入店。ゆったりと配置された座席には、女将さんと談笑する常連さんと外国人観光客が、それぞれに寛いでいる柔らかな空気が流れていました。そしてやってきたのはお決まり「もりそば 小」。

端正な二八蕎麦で、何よりエッジの効いた細さが際立ちます。辛めのつゆに半分くらいつけて、ズズッと。蕎麦の香り高く

、あぁ美味しい。。時折ワサビを乗せて変化をつけたりして楽しみました。

濃いめの蕎麦湯にてごちそうさまでした。周りには一品料理とお酒で楽しんでいる方もちらほら、池波正太郎の世界ですね。

駒形橋を渡るとすぐに雷門。桜のシーズンということもあり、いつもよりさらに多い観光客に驚いて車窓から眺めるのみ。

いつの間にか街に溶け込んだアサヒビールのビル上にそびえるスタルクデザインのモニュメント。吾妻橋からは、いつの間にかスカイツリーも一緒に眺めることのできるようになってました。

そして本日の目的であった上野公園に到着。

ちょうど数日前に満開となり、木の枝も重そうです。この木は何の品種かしら、周りのソメイヨシノに比べてピンクの色が濃くて可愛らしい。。

枝垂れ柳もあったり。

大宴会をしている人々を横目に、私たちは日暮里で買ってきた羽二重団子をつまんでお花見は終了です。

桜並木を埋め尽くしている人、人、人。人ごみが苦手なので一回訪れると数年はいいやと思うのですが、喉元の熱さを過ぎた頃にまた「上野の桜を、」と思ってしまう魅力がありますね。

【吾妻橋やぶそば】東京都墨田区吾妻橋1-11-2