桃スイーツの今季終了の前に、用賀にあるパティスリー Ryouraに駆け込みました。

Ryouraの菅又シェフはフランスで3年間修行、その後はピエール・エルメ サロン・ド・テにてスーシェフを務めた方。その後シェフパティシエとして務めていた「ドゥー パティスリー カフェ」はお店からも近い都立大学駅にあって（といってもオープン前の頃でしたが）よくカフェを利用していました。

キラキラとした宝石のようなプチガトー。

この日は2回目の焼き上がりに合わせて来店して、パパッと購入して帰宅。

「まるごと桃のタルト」。

少し照れたような、ほんのり桃色。。

パート・シュクレにクレーム・ダマンドとしっかりとした土台、その上にフランボワーズのコンフィチュール、桃の中心はクレーム・ディプロマット（パティシエール＋シャンティ）にクリームチーズを混ぜたものかしら、濃厚な味わいのクレームが入っています。

「ペッシュ ア・ラ・マント」下からバニラのクレーム、苺とフランボワーズのジュレ、アーモンドのブランマンジェ、上はフレッシュの桃をミントのジュレで閉じ込めています。

ミントのジュレはごくごく穏やかな風味に留まっていて、桃に爽やかさを添えている程度に爽やかに香ります。下のアーモンドのブランマンジェは、桃と同じバラ科サクラ属と親戚同士ということで、よく似た風味で相性抜群。このユルッとした食感が盛夏には食べやすいですね。

「桃のエクレール」エクレールは旬のものを挟んで短いスパンで入れ替わってしまので、ついつい手が伸びてしまいます。今回はもちろん桃。

シュー生地に敷かれたクレーム・パティシエール（カスタードクリーム）、フランボワーズのコンフィチュール、フレッシュの桃にライチ風味かしら？のシャンティ。

桃の淡く繊細な風味を生かすのは、強い風味のフルーツと比べて大変だろうなぁ。先日のリリエンベルグの桃のタルトを思い出しながら、それぞれのシェフの思いや解釈の違いを楽しみながら味わいます。ひたすら仕事場か家での日々ですが、こうした気軽な楽しみを提供してくれるシェフたちには本当に感謝です。

【Ryoura（リョウラ）】東京都世田谷区用賀4-29-5