連日の買付けでクタクタになっているオーナーを横目に、今日から２日間はまるまるレポートのためにあちこち回ることになりました。まずは以前訪れて、そのトリコになったルイジアナ美術館へ。

中央駅から列車に乗って30分ほど、Humlebaek駅に到着。バスの時間はまだまだのため、歩いて向かうことに。

ここルイジアナ美術館は、オーレンス海峡を望む高台にあるひっそりとした美術館。その内容は評価が高く、現代美術のコレクションは世界屈指なのです。うっすらと見える対岸はお隣りスウェーデン！

中庭を取り囲むように、ガラス張りの回廊で繋がれた展示室が点在する回遊式。設計はヨルセル・ボー（Jørgen Bo）とヴィルヘルム・ヴォラート（Vilhelm Wohlert）。ホワートキューブの一般的な美術館では考えられない、地形に合わせて建てられた自然と一体となった建物＆アート作品です。

ジャコメッティを写生中の中学生たち。この後先生の講評が始まりました。この美術館で驚くことは、来館者の幅広い年齢層。杖をついた老紳士の横に幼稚園くらいのちびっこがいたり、みんなそれぞれ楽しそうに過ごしています。

お庭ではピクニックをしていたり、彫刻を眺めていたりとそれぞれ。海に面した丘に設置された巨大なカルダーの作品も、何だかのびのびしているように感じます。特別展はオノ・ヨーコだったのですが、常設展だけでも十分楽しめる内容。旅の途中で街中を離れ、ほっと一息つくのにも良いかもしれないですね。