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内藤礼『信の感情』@東京都庭園美術館
2014年12月19日
3年の改修期間を経て、先月リニューアルオープンとなった庭園美術館に行ってきました!
銀杏の輝く通りを抜けて、美術館の門をくぐります。訪れたのが少し前のため、紅葉がちょうど見頃でした。
長いアプローチにワクワクしつつ...見えてきた!
外壁の修復を終え、見違える程にきれいになってます!
本館については次回書くので飛ばしまして、本館から印象的なガラス壁面の廊下を過ぎると...
新館へ到着。ミュージアムショップも広々と大きくなりました。印象的なかまぼこ型の天井は、展示室と同様です。
こちらが増築された新館。現代アーティストの杉本博司さんがアドバイザーだそうで、その多才さに驚くばかり。
外壁も本館と違和感なく馴染んでいて、約一世紀も違う建物がすっと隣り合わせに。
そして内藤さんの展示室へ到着、ホワイトキューブの空間に白い絵画が数点並んでいます。点々と置かれた椅子に腰掛けて、しばらくひっそりと見つめていると、白一色だと思っていたカンバスから薄ぼんやりとした色が現れてきました。タイトルを見ると“color beginning"、色彩のはじまり。それぞれ薄ぼんやりとした色が混ざり合っていて、同じものはひとつもなく、それでいてふと目を離して次へ視線を移すと、そこに合った色は消えてしまう、そんな作品たち。豊島美術館の作品もそうですが、その場にじっと佇んでいると、そこにある何かが私の中にスッと入ってきて、心の奥底にある何かを揺さぶってくれるのです。あぁ、内藤さんだなぁと。
本館の中にも、こんな密やかな木彫が点在していました。本館の展示については、次の本館展示室と一緒にご紹介しますね。なかなか時間が取れずにブログの更新が滞りがちですが...写真多めの次回、しばしお待ちを〜。