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【ART】建築の日本展 @ 森美術館
2018年5月 8日
お久しぶりの六本木ヒルズ、向かうは53階と超高層階にある美術館。
「建築の日本展」は建築家や時代をテーマにするのではなく、”遺伝子がもたらすもの”という副題が付いていることからも、古来から現代、そして未来へと脈々と受け継がれてゆくものに焦点を当てています。
いざ(会場内は5カ所のみ撮影可能で、撮影の方向も決められていました)。
会場内は模型や映像などの他に、広いホワイトキューブの会場壁面にも大きな文字で補足説明されていて、学ぶと感じることなく楽しく足を進めることができました。
【今展覧会のチラシ・オモテ面】
「北川原温/ミラノ国際博覧会2015日本館 木組インフィニティ」
9つのテーマに別れた会場のトップバッターは木造に焦点を当て、伝統建築の技そして思想などを切り口に新旧の建物を紹介。
「丹下健三研究室/仕切り棚」
会場内に突如現れたライブラリーコーナー。あ!!!と懐かしく思ったこちらは、以前2度訪れたことのある香川県庁舎からやってきたもの(その様子はコチラ)。丹下さんの棚に剣持&長さんの椅子と、モダニズム好きにはたまらないラウンジが突如現れてびっくり。
以前拝見したことのある書籍やお初にお目にかかる図録など…ここだけで1日過ごすことができそう。。
「住居(丹下健三自邸)模型」
今まで拝見した展覧会でも幾度となく紹介されている丹下さんの自邸ですが、今回は1/3スケールで宮大工さんが再現されていました。少しずつ角度を変えて中を歩いていることを想像したり…。
「待庵」
こちらは千利休作とされる安土桃山時代の茶室を原寸再現したのも。京都にある本物は国宝で入ることができないそうなので、内部にも入ることができるこちらは、再現したものとはいえ貴重で面白い体験でした。
「斎藤精一+ライゾマティクス・アーキテクチャー/パワー・オブ・スケール」
レーザーファイバーを使ったインスタレーション。
この先技術が進んだら3D、4Dでの体験型の展示が増えるのでしょうか。。
出雲大社から昨年できた坂茂氏の富士山世界遺産センターまで(建物の様子はコチラ)と新旧の建物を、飽きることなく楽しく見ることができました。そして今まで2人で巡った建物の復習や、そして今後行く予定にしている建物の予習もできたり、”建築”に対する興味は尽きないことを実感した展覧会でした。
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