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【秋たび・香川デザイン紀行6】ジョージ・ナカシマ記念館
2018年10月 5日
庭園美術館から高松市内に戻る途中にあるのが、こちら「桜製作所」。ここはアメリカにあるジョージ・ナカシマのアトリエ以外で、唯一彼の家具製作を認められている場所です。
以前訪れた時は製作所の一角に置かれていた彼の家具も、国内外からの見学者が多いからか「ジョージ・ナカシマ記念館」となっていました。
入り口にはジョージ・ナカシマの親友ベン・シャーンの息子が彫り上げた、ジョージ・ナカシマの彫像がお出迎え(館内は一切撮影禁止なのですが、ここから数枚の写真は許可を得て撮影しております)。
画像の1階はカフェとなっていて、ここから階上へ進むと記念館となっています。2階壁面に飾られた彼の生涯を綴った年表は、単なる文字の羅列ではなく、家具や写真とともに彼の人となりをを浮かび上がらせるような丁寧な作りでした。ちょうど事務局長さんに案内していただき、生前の彼の様子や当時の裏話、そして職人さんの技術や木の特性などの話などを伺うことができました。今まで見てきた書籍などにも書かれていない貴重なお話の数々に、2人してホ〜!へ〜!と驚きのオンパレードでした。
カフェの天井を見ると、以前の工房の梁が移築されていました。ちょうどモダニズム建築&家具好きにはたまらない「けんもちいさむ」と、剣持さんのサインを発見!
真ん中の「guen」はアーティストの猪熊弦一郎氏ですね〜。そのほかにも知っている名前を発見しては、皆ここ香川という土地に惹きつけられたのだなぁとグッとくるのでした。
* * *
こちらは春に行った温泉宿で出会った、ジョージ・ナカシマのコノイドベンチ。木の特性を熟知したナカシマのデザインした家具が現代の職人の手で作り続けられ、その美しさの分かる人々が使い続ける、そんな循環を感じることができた一コマです。
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