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【ART】柚木沙弥郎の「鳥獣戯画」@神奈川県立近代美術館 葉山
2019年8月16日
山から顔を出す入道雲!暑さに負けたのか…珍しくトンビも飛んでいない夏らしい青空。
ランチの後に向かったのは、おなじみの神奈川県立近代美術館 葉山館です。こけしも真上からの直射日光を浴びて、心なしか暑そうですね。
お目当ては現在開催中の展覧会「柚木沙弥郎の鳥獣戯画」展。染色家である柚木さんについては、昨年行われた日本民藝館での回顧展でも学びましたが、今回は鳥獣戯画とは!?
【今展覧会チラシ・オモテ面】
まず会場に入ると飛び込んでくるのは、壁面に広がる長さ12mもの大作。以前京都の高山寺で見た鳥獣人物戯画(レプリカ)は、擬人化された動物が閉園時代後期の世相を映しながらもユーモラスに描かれていたと記憶しています。。今回はその鳥獣戯画に着想を得た村山亜土氏の1955年の舞踏劇「鳥獣戯画」の脚本から端を発したもので、フランスのアルシュ紙に描かれた水彩画はなんとも伸びやで、生命力にあふれたものでした。
御年96歳の柚木さんですが、その他の展示も晩年に描かれた絵本の挿絵やオブジェなどのほとんどが晩年の作品。民藝、染色家、芹沢銈介の弟子、そんな大家な一面ばかりを知っていたのですが、この展覧会では”今を生きる” ”まだまだ変わり続ける” もっともっと自由な一面を知ることができて、ワクワクが止まりませんでした。
展覧会唯一のフォトスポット。
挿絵を担当した絵本「トコとぐーぐーとキキ」からのオブジェ「トコ」、アイアンだとは思えない軽やかさですね。
涼しい美術館を一歩出ると、待ち構えていたかのような暑〜く蒸した夏らしい空気!
裏手に回ると…
一色海岸に出ます。
ここはちょうど禁酒・禁煙のファミリーエリアということもあってか、ほのぼのとした雰囲気漂う大人な海岸。お盆も過ぎたから、そろそろクラゲの出る時期かしらね。
【神奈川県立近代美術館 葉山館】神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1