HOME › hanauta › ART&CULTURE › 【ART】Modern Woman @国立西洋美術館
hanauta
« 【休日ランチ】もち豚とんかつ たいよう@武蔵小山 【あさのパン】パンのペリカン @ 浅草 »
【ART】Modern Woman @国立西洋美術館
2019年9月14日
”たいよう”のとんかつパワーで仕事もひと段落し、夕方前になってやっとお休みに。すぐに向かったのは、お馴染み国立西洋美術館〜。
課外授業なのかしら…中高校生も多く中々の人の数でしたが、私たちのおめあてはメインの展覧会「松方コレクション展」ではなく…
常設展の会場の一角で行う「モダン・ウーマン」展。
常設展の20世紀ホールを横切る時に、ちょうど以前参加した建築ツアーの方々に遭遇したり。。
今日は時間がなく、泣く泣く常設展は飛ばすことにして…おめあての展覧会へ。
【今展覧会チラシ・オモテ面】
こちらはいくつか見に行っている(ルート・ブリュック展など)、日本とフィンランドの外交関係樹立100周年を記念したイベントのひとつ。
【今展覧会チラシ・ウラ面】
フィンランド美術における近代絵画で活躍した女性アーティストに焦点を当てるという興味深い展覧会だったので、ギリギリになりましたが観に行くことができてホッと一息です。。
展示はル・コルビュジエ設計の本館の増築部分、弟子である前川國男設計の新館にて。
フィンランドの女性アーティストで唯一知っているヘレン・シャルフベックを糸口に、会場を進んでいきます。
彼女のことは東京藝術大学大学美術館にて2015年に行なった展覧会で知ったのですが、この独特な色合いに惹かれます。
そのほか特に気になったのは、エレン・テスレフ。どこで学んだのか、イタリアへの旅行、カンディンスキーの影響など、壁にかかった紹介文を熟読した後に作品に向かうと、その変遷がとても分かりやすく助かりました。
7名の女性アーティストに焦点を当てた一方の展示室とは雰囲気が変わり、2つに分かれたもう一つの部屋では女性アーティストの美術教育に焦点を当てて紹介。
他の国と比較しても早い段階で女性にも美術学校への門戸を開いたことが、こんなにフィンランドで活躍した女性アーティストが多い理由なのですが、それを堅苦しくない展示によって紹介してくれています。
さっき気になったテスレフの晩年の作品も。
ある程度見知った芸術家の作品ならこちら側にもある程度の知識があるので良いのですが、初ご対面のアーティストの多い今回の展覧会では、こんな風に深くまで噛み砕いて説明をしてくれるのはありがたいこと。今後フィンランドで時間を見つけて美術館を訪れることができたら、今まで以上に身近に作品を鑑賞できそうです。