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【秋たび】観音さまに水澤うどん
2020年10月 4日
黄金色に輝く稲穂、なんだか郷愁をそそられますね。
旅の中で出会ったものをあれこれ。まずは先日思い立って始めた坂東三十三観音巡り、今回は第16番札所の水澤観世音へ。
推古天皇の勅願によって1300年以上も前に開山されたという歴史あるお寺。現在の建物は度重なる火事によって江戸時代に徳川幕府により再建されたものだそう。そう言われてみると、提灯に葵の御紋が!
釈迦堂は現在残念ながら拝観できなかったのですが、こうしてお参りに行くことができるようになっただけでありがたいことですね。
お昼はもちろん、水澤うどん。江戸時代に水澤観音への参拝客に僧侶が手打うどんでもてなしたのが始まりで、そんな高僧によって伝授された手ごねうどんが名物となっていったのだそう。こちらは現在18代目の若主人が腕をふるう老舗で、機械生産の増えた水沢うどんを手打ちにこだわって作ってらっしゃいます(知らずに直感で入ったのですが、接客されていた17代目に教わりました)。
「白揚げ盛り合わせ」17代目のご主人によると、有機栽培のこだわり野菜を片栗粉をまぶして揚げた天ぷらとのこと。
確かに通常の衣よりも薄衣でさっくりとした食感!トロトロの茄子や香り高い舞茸を、2人で堪能しました〜。
「うむどん(ごまだれ)」水沢うどんは”ごまだれ”でいただくものが多いのですが、こってりもったりとした感じではなく、出汁かえしの要素が多いようで、さらさらと濃度は薄め。そして生姜汁が入っているのかすっきりキレがあるのが面白く感じました。
麺は太すぎず細すぎずの平面で、エッジが立っています。透明感がある理由はなんだろうと思ったら、中力粉ではなく薄力粉を使っているのだそう。あと特徴的だと思ったのは、麺を切った後に”干す”工程が入っているということ。讃岐うどん行脚を何度か行っているほどの我々ですが…薄力粉でここまでのコシの強さを出せるとは、まだまだ奥の深い世界だと感じたのでした。
あとは…ハラ ミュージアムアーク のおとなりの牧場手前の売店MouMoubarにて、
濃厚ソフトクリームや、
Mou Mou 焼きなどを摘み食い。品川にある原美術館の閉館に伴って ハラ ミュージアムアークを訪れる機会が増えそうなので、ゆっくりとまだ知らぬ伊香保の魅力を味わっていきたいです。