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【LUNCH】Café 1894
2026年7月10日
ランチは同館の1階にあるミュージアムカフェ Cafe 1894へ。
美術館側と同様に工法や製法までオリジナルを忠実に再現した内部。さらにこちらは2階分までの高さの吹き抜け空間なので、より迫力を感じます!
美術館の部分は明治時代にオフィスだったのに対して、カフェ部分はなんと銀行営業室だったのだそう。そう思って見回すとカウンターの窓口だったと一目で分かる仕切りがあったり、照明もガス灯だったのでシェードが天井側を向いていますね。当時の写真を拝見すると着物に山高帽を被った男性がいたりと、まるで文明開化を追体験しているようでした。
立派な6柱の柱上部の飾りは3人の彫刻家が半年かけたというから、よくぞ復元してくれましたと感謝の念が湧いてきます。
美術館に併設されたミュージアムカフェならではの楽しみは、企画展にちなんだ特別メニューが提供されていること。今回は「パリのカフェランチ」というメニューで、19世紀パリのカフェで芸術家たちが食べていた料理をイメージしたものだそう。
前菜は「パリのカフェサラダ」。調べてみるとこちらはボルドーやブルゴーニュのブドウ農家が収穫期に食べていた賄いサラダの ”ヴィニュロン(ブドウ栽培者)風サラダ” で、19世紀後半にパリへと伝わったのだそう。
さりげなく見えますが、口に入れるたびに驚きが増していくサラダ!ミックスリーフには香草が混ざり、2種類のブドウに燻製した鴨肉のスライス、くるみを砕いてアクセントにして、その上からパルミジャーノをひと削り〜。ドレッシングはシンプルながらに赤ワインビネガーかしら?のすっきり華やかな香りがとてもよく合っていました。
そして運ばれてきたグラシン紙に包まれたこちらは、
ホカホカあたたかなパン!シンプルなリーン生地のパンに切り込みが入っていて、オリーブオイルがかけられて塩味をどこかから感じます。内側はふんわり極上食感で、おかわりしたいほどでした。
メインは「鶏もも肉のフリカッセ ガレット仕立て」。これは言わずもがな展示されていた絵画にも描かれていた、モンマルトルの丘にあった〈ムーラン・ド・ラ・ガレット〉にちなんだものですね。
鶏もも肉をポルチーニクリームで煮込んでガレット生地に見立てたトルティーヤの上に載せた一皿で、フレッシュのマッシュルームやケールの上にキュッとレモンを絞ります。
デザートは「カカオとアマレッティのボネ」。こちらも調べてみると 19世紀後半はカカオ製造の機械化が進んだおかげで庶民の手にも届くようになったそうなので、そんな時代背景からカカオを使ったボネ(チョコレート風味のプディング)をチョイスしたのかしら。可愛らしいクープグラスに入った姿がとても素敵です。
プディングはバニラビーンズの香りがよく甘さは程よい感じ。上からアマレッティ(ホロホロ食感のイタリア伝統菓子)を砕いてふりかけています。ソースにもアマレットリキュールが使われているのかアーモンドの風味豊かで、サリュオーナーも杏仁豆腐の香りがする〜と気に入った様子でした。
展覧会を鑑賞した後に特別メニューのランチをいただくと、作品について2人であれこれ話したりと心地よい余韻に浸ることができました。次回は事前にカフェの予約を忘れずにしなければ。
三菱一号館美術館の外観。総数230万個の赤煉瓦も現代とは異なる当時の製法で作り、さらに積み方までも図面通りに再現。まるでタイムスリップしたようなひとときとなりました。

















