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【秋さんぽ】森と ランチと 立ち寄り湯
2021年10月27日
ポーラ美術館のもうひとつの楽しみは、美術館の裏側に広がる”森の遊歩道”。
仙石原も朝方まで雨が降っていたようで、しっとりと澄んだ空気が広がっていました。
今回の企画展の続きとなるのは、遊歩道近くから森の中へと分け入っていくこちら。
《ロニ・ホーン / 鳥葬》
最初の部屋で展示されていたものと同じ鋳造ガラスですが、自然の中に放たれると…空から光を受け止めて、それを内側からボワッと静かに放っているよう。
屋内展示との違いは中に本当の水が張られていること。昨日の雨が風を受けてわずかに波立ち、ヒラヒラと舞ってきた落ち葉が水面を飾っていました。この後も常設展示されるそうなので、さまざまな表情を見せてくれるのでしょうね。
遊歩道は緩やかなアップダウンを繰り返して1kmほど続きます。鳥のさえずりに合わせて聞こえるのはフルートの調べ、これは以前の企画展で展示され、そのまま常設になったスーザン・フィリップス のインスタレーション。 あの時の展示も素敵だったなぁと思いつつ、あの展覧会からもう2年も経つのかと驚きます。
《板東優/ファミリーの輪郭》
森の中にはその他にもたくさんの作品が展示されていますが、
《アイ・ウェイウェイ/鉄樹根》
そのどれもが伸び伸びと気持ちよさそう。
《板東優/生と生》
そんな作品に囲まれているからか、いつも寛ぎすぎて時間が足りなくなるのでした。
午前中まるまる美術館で過ごした後は、少し山を降りたところにあるイタリアンの Sora Annaにてランチタイム。
こんな風に休日をどこかに出掛けて外でランチして…なんてずっと外で過ごすのはいつぶりでしょうか。今までの”なんでもない日常”が、いかに有難たかったを痛感します。
さてさてアミューズは3種。「カボチャのポタージュ」と「さざえとマコモダケのブルスケッタ」そして…
「秦野産トウモロコシを使ったポップコーン」!(私の中ではジェラートでおなじみの)秦野でトウモロコシも採れるのかと驚きつつ、トリュフ塩がいい味出していました。
オーブンから出してすぐの熱々自家製フォカッチャを頬張りつつ…
前菜は「秦野産そば粉のガレット、相模湾産 地アジとリコッタチーズのトマトソース」
前菜というよりはもはやメインの大きさ!アジは中にたっぷり半身分、そして中にはフレッシュのリコッタ、外にはリコッタを塩漬けしたものを熟成させたものと、2種のリコッタチーズの合わせ技です。
パスタは「相模湾産 地サバのクリームチーズ」こ、れまたクリーミーな味わい。パスタのフェットチーネは湘南小麦を使用した自家製手打ちパスタというから、土地のものをできるだけ用いた愛情を感じる料理だなぁと感じます。
デザートの前の一口ジェラートは「秦野産ぶどうとヨーグルト」。葡萄の品種は藤稔?まるでプルーンのように凝縮した味わいで、かつヨーグルトベースのために何しろ爽やか。中に入った未知の葡萄について伺うと、フレッシュで仕入れたものをオーブンでセミドライにしているそう。そんなにまで手間がかかっているのに、こうしてさらっと提供してくれることに感謝してありがたくいただきました。
別腹デザートは「栗のパンナコッタと蜂蜜、漂流仕立て」。可愛らしい器を生かした盛り付けで、確かに漂流の感じを出しています。ごちそうさまでした〜。
ランチの後は、これまた久しぶりの立ち寄り湯!
川のせせらぎと山の緑を眺めつつ大きな湯船に浸かり、サウナも堪能。
ここしばらく”不要不急”とは何か考えることが多い日々でしたが、アートと温泉は私たちの暮らしに欠かせない必要不可欠な要素だと実感した1日となりました。
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