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【北欧だより】Louisiana Museum を堪能
2026年2月28日
朝食の後はさらに北上して、お気に入りの美術館のひとつのルイジアナ美術館へと向かいました。
1855年に建てられた邸宅を美術蒐集家のKnud W. Jensenが手に入れ、Vilhelm wohlert と Jørgen Boの2人の建築家に増改築を依頼して1958年に美術館としてオープンしました。
館内図を見て分かる通りぐるりと一周する回遊式は計40年間で5度の増築によって完成したもので、周囲の景観を損ねないように1階と地下階からできています。
コラムで何度も出している美術館なので、今回は建物の動線をポイントに紹介しようと思います。まず館内図の6時の方向から反時計回りにスタート、こちらでは新規収蔵品展を行っていました。
これはベトナム戦争を主題とした写真作品ですが、再解釈どころか今もなお同じテーマや問題を抱えていることを実感させるものでした。
見ている人は老若男女さまざま。絵画作品から映像、インスタレーションと3年間で入手した作品は多岐に渡っていて、私も新しく知るアーティストの作品にワクワクしながら鑑賞していきます。
途中には常設展示のひとつ草間彌生のインスタレーションも。
一旦地上へと出てから再び地下階へ、3時の方向にあるイーストウイングに向かいます。
ここでは今回主となる展覧会「BasquiatーHeadstrong展」を開催中。
バスキアの死後に自宅から見つかった販売せずに自身が手元に残していた頭部をモチーフとした作品を展示しています。
ちょうど高校生の課外授業にかち合いました。みんな説明を熱心に聞きながら鑑賞中です。
日本でも話題となったこちらのバスキア作品にもご対面。
館内図の12時の方向まで到着、カフェを過ぎて再び地下階へ。
何やら人の多いこの部屋では「Architecture connecting」と称す建築のシリーズ展を開催していて、ちょうど田根剛のプロジェクトを紹介していました。
模型や写真だけでなく関連した素材なども含むインスタレーション形式で、見応えのある会場構成!
さらに進んで9時の方向にあるのが常設の「Giacometti Gallery」、部屋の先に広がる自然と一体となった素晴らしい空間。いつもは青々と繁る緑が主役ですが、今回は湖が凍っていることに釘付けでした〜。
こうしてぐるりと回遊して思うのは建物と周囲の自然が一体となって唯一無二の空間となっていること。渡り廊下を歩きながら屋外の彫刻作品を何気なく鑑賞したり、そこから外に出ることもできたり、ホワイトキューブの閉ざされた美術館にはない空間全体を楽しむ美術館なのです。
今回は残念ながら雨天だったので、以前訪れた晴れた日の写真で外の様子を補足。ヘンリー・ムーアなどの置かれた中庭はみんなの憩いの場で、作品を鑑賞したりピクニックをしたりと思い思いの時を過ごしていますね。
ミュージアムカフェのテラス席にはカルダー作品の置かれています。エーレスンド海峡の先に見えるのはスウェーデンです!
最後に中庭から海を背にして屋内に戻るところ、白い建物が入り口のある大元の19世紀邸宅部分です。そこから今回紹介した展示室地下に潜んでいて、その上に芝生の中庭が広がっているのが分かるかと思います。
また次にどんな展覧会で驚かせてくれるかが楽しみです。

















