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【恵比寿さんぽ・ART】東京都写真美術館 / 明日の食卓 展
2026年8月27日
wellkでのランチの後は再びガーデンプレイスに戻り、
一角にある東京都写真美術館へ。
目的は現在開かれているのは「TOP Collection:明日の食卓」展。このTOP Collectionとは東京都写真美術館が所有する39,000点の収蔵作品の中からさまざまな切り口で紹介するものなので、キュレーターさんがどんな視点で編集してくれるのか楽しみな展覧会です。
【今展覧会フライヤー・オモテ面】
【今展覧会フライヤー・ウラ面】
第1室「あのとき、あの食卓で」ここは ”家族や自分自身の食卓の記憶” をテーマにしたもの。
島尾伸三《「生活1980-85」より》
〈生活1980-85 〉シリーズは家族3人での日常の光景を写した連作。レンズ越しに娘を見つめるあたたかな眼差しまでが伝わってくるようで、モノクロームなのに鮮やかに感じるほど。可愛らしい女の子はどう見ても…イラストレーターのしまおまほさん!展示室の対面には妻である潮田登久子さんのシリーズが展示され、まさに家族の記録をつなげて紹介しているようなとびきり贅沢な展示に感じました。
原美樹子《発語の周縁》
子育をしている時期の日常写真ということで、冷蔵庫の中や卓上のスナップショット。写されているのはボウルに入った凍った卵黄?なんて疑問までもが写真に閉じ込められているよう。
野口里佳《きゅうり8月21日》《きゅうり8月22日》
ごくごく昔に香川県直島でのスタンダード展で見てから、惹かれてやまない野口さんの作品。きゅうりの蔓がぐんぐんと伸びているさまは光を受けて生きる力がギュッと詰まっているようで、これも食卓の記憶というテーマのひとつだなぁとぼんやり思うのでした。
川内倫子《cui cui》
13年間撮り続けた家族の記録をスライドショーとして構成した作品。こちらは別の展覧会で見たことがあるのですが、生命の誕生から家族の死、結婚式といった大きな出来事に、それらを緩やかに繋げているような日常の食卓風景。次々と現れる写真にノスタルジックな思いに駆られて、心のやわらかいところが締め付けられるのです。
第2室「食と地域のあいだに」では、人々の暮らす地に結びついた食にまつわる作品を紹介。
竹谷出《岡山県宝伝 グチの干物のかたち》
〈日本のかけら〉シリーズから。日本各地を廻って撮った写真から地域に根差した食につながるものを紹介されていて、これは構図が素敵だなぁと思った一枚。
宮本隆司〈建築の黙示録〉より。
宮本隆司《サッポロビール恵比寿工場》
建築の解体現場を撮影した〈建築の黙示録〉シリーズから選ばれたのは、まさにこの東京都写真美術館のある恵比寿にあったエビスビールの工場だった建物の解体風景。ちょうど少し前にサッポロホールディングスがこの場所である恵比寿ガーデンプレイスを売却のニュースが出たのを思い出して、またまたノスタルジックな思いになったのでした。
そんな具合で ”食” を切り口にテーマに沿ってまとまった4章は見応えがあり、楽しく見終えたました。部屋を繋ぐ入り口はこんなアーチになっていて、それぞれを緩やかに繋いでいるように感じました。
そういえばここ何回かで行った展覧会は偶然 "写真" が作品のものだったのですが、それぞれが持つ写真の意味合いが異なって奥深さを感じることができた良い機会となりました。

















