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【ART】東京都美術館 / Miro展
2025年5月 1日
さわやかな陽気に誘われて、この日の休みは上野公園内にある美術館へと向かいました。
広大な公園内は朝からかなりの人で賑わっていて、特に外国人旅行客が多い印象でした。
7つもの美術館&博物館のある上野公園なので皆の歩く方向はバラバラ、ふらりとやって来て看板を見て目的地を決めても楽しめそうですね。
そんな中でもとりわけ賑わっていたのは上野動物園!開園を待つたくさんの人を横目に向かったのは…
毎度お馴染みの東京都美術館です。企画展に特別展と年に何本もの展覧会をしているので、来館も度々になります。
開館してすぐということもあり、行列を捌くためのレーンには誰もおらずにすんなりと入場。休日ともなればこのレーンが埋まるほどなのでしょうね。。
【今展覧会フライヤー・オモテ面】
スペイン・カタルーニャ地方に生まれたミロは、同時代を生きたピカソと共に20世紀スペインを代表するアーティストのひとり。今までにもいくつかの企画展を見てきましたが、今回はかなりの作品数の大回顧展ということで楽しみにしていたのです(会場の前半部分は撮影不可でした)。
【今展覧会フライヤー・ウラ面】
その中でも一番楽しみにしていたのが《星座シリーズ》。23枚からなる連作のうちの3枚が揃うというまたとない機会で、バルセロナのミロ美術館からも《明けの明星》が貸し出されました。展覧会の真ん中に差し掛かったあたりの小部屋、明かりを落とした室内の壁面にこの3枚のみが飾られていました。
会場内の撮影が可能となったのは、晩年を辿る後半部分から。
《バルサ FCバルセロナ75周年》
サッカーの名門バルサの75周年記念ポスターをミロが手掛けていたなんて!フランコ政権下で抑圧されていたバルサのため、カタルーニャ地方の文化を守るために手掛けたのだそう。このポスターが単に同郷の世界的な画家に頼んだものではなく、そういった時代背景やここに込められた故郷への思いを知ると、受ける印象も変わってきます。
晩年の作品を飾っているとは思えないほど、エネルギーに満ちた部屋!
作品から受ける天真爛漫さの奥にある苦悩や抑圧、そしてその先にあるもの。初期から晩年までを振り返ることのできる回顧展だからこそのヴォリュームで、大満足の展覧会でした。
1階から入った展覧会場は3階まで上がって終了〜、昼食はどうしようか決めあぐねています。
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