あじさい散歩の後は数分歩いて同じく北鎌倉・東慶寺門前にある喫茶吉野で休憩することにしました。

入り口すぐにあるカウンターでは年季の入ったサイフォンがお出迎え。

ここ”喫茶 吉野”は鎌倉で60以上の建物を設計した建築家・榛沢敏郎氏が手がけた昭和モダンを感じる建物で、創業から半世紀近く経て室内からもしっとりとした重みを感じますね。

開店すぐの時間のため席を選ぶことができたので室内のボックス席へ、ステンドグラスのシェードを使った照明など、月日の積み重なりを感じるしつらえも素敵。

席からカウンターでオーナーがサイフォンで珈琲を淹れる様子を観察していると、フィンランドARABIA社のカップに入った珈琲がやってきました〜。ストレートのキリマンジャロは深いコクの中に爽やかな酸味を感じる奥深い味わいでした。

こちらはサリュオーナーがブレンドコーヒーと合わせて頼んだ「フルーツケーキ」はドライフルーツたっぷりのしっとり食感で、その他にはパウンドケーキやクッキーなど珈琲のお供になる素敵な取り揃えです。

座っていたボックス席からは室内窓を挟んで庭に迫り出したサンルームへと続いています。暗めの室内から一転して、窓の外の新緑と一体となっているようで開放感がありますね。

お次はお散歩帰りに気になっている自家製レモンスカッシュをいただきに再訪したいです。

【喫茶 吉野】神奈川県鎌倉市山ノ内1379