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【ART】根津美術館 / 国宝・燕子花図と藤花図、夏秋渓流図
2025年5月 1日
上野公園を散歩した後は駅に戻り、
東京メトロで青山・表参道駅まで。
お次の目的地は根津美術館です。
入り口を入るとすぐに見えるのはこの30m以上続くアプローチ、竹垣と竹壁に挟まれてまるで竹林のようです。混雑を心配していたのですが、ゴールデンウィークの合間だったため少し列に並んだだけで入ることができてホッとしました。
エントランスホールの先に見える庭園も賑わっている様子!この5月の燕子花の時期はおそらく一年の中でも一番混雑する時期ですね。
今回のお目当ては「国宝・燕子花図と藤花図、夏秋渓流図」展。
《今展覧会フライヤー・オモテ面》
国宝は公開日数などに制限があり今回の特別展も1ヶ月という短い期間、それでも今年はどうにか訪れることができました〜(会場内は撮影不可)。
《今展覧会フライヤー・ウラ面》
というのも1月にMOA美術館の企画展で同じ光琳の《風神雷神図屏風》と《紅白梅図屏風》の2作品を見ているので、記憶の新しいうちにこちらも見ておきたかったのです。近くに寄って金地に群青色と緑青と3色の色合いや筆のタッチなど実物からしか得られないものを吸収し、遠く離れてリズミカルに配置された構図の面白さを感じて…としばらくボーッと眺め続けたのでした。
そしてもうひとつの主役、この時期に咲き誇る実物の燕子花を見るために庭園へと向かいます。
都心の一等地とは思えないほど広々(なんと17,000平米)とした池泉回遊式庭園で、高低差に富んだ地形を生かして4つの茶室や池が混在しています。
石段を降りていったところにある池には、見渡す限り一面の燕子花(カキツバタ)!
光琳の絵の方が青みが勝っているのに対して陽の光を浴びたこちらは赤みの強い青で、どちらも美しい。例年は4月下旬に見頃を迎える燕子花が今年は遅れてちょうど見頃を迎えたばかりなのだそう。毎年この花の開花時期に合わせて屏風を展示してくれることに感謝です。
広大な庭園内の池の橋を渡った別の場所では、気持ちの良い気候に合わせて亀さんも甲羅干ししていました。
由緒ある古美術品もさりげなくあったり。
ここは元々東武鉄道の社長を務めた実業家・根津氏の邸宅だったところで、初代が収集した日本・東洋の古美術品が元となっています。それらの品を秘宝とするのでなく「衆と共に楽しむ」ことが願いだったというのが、なんとも素晴らしいなぁと感じます。
喉も乾いたこともあり一休みに庭園内にあるミュージアムカフェNEZU CAFEに立ち寄ることに。
ここは2009年の本館改築時に隈研吾氏の設計によって建てられました。三方ガラス張りで庭に溶け込むようにひそやかな雰囲気です。
案内されたのがカウンター席だったので余計に緑が近く感じます。
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