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【北欧だより / ART】コペンハーゲン国立美術館 / Anna Thommesen展

2026年2月24日

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気温はだいぶ上がってきましたがまだまだ雪が残る中、コペンハーゲン国立美術館に足を運びました。

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王室の美術コレクションをもとに1896年に開館し、外観は赤煉瓦を用いたネオルネッサンス様式の高い建物ですが、中に入ると天井がとても高い地上2階建てなのが面白く感じます。

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地下はロッカールームなどがあるのですが、煉瓦を白塗りしたアーチ状の廊下に黒いインテリアでまとめるのがなんともデンマークらしい。

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2階のメインフロアはデンマーク美術、フランス美術、ヨーロッパ美術の部屋に分かれているのですが、今回は何度目かということでデンマーク美術に絞って鑑賞することになりました。

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1800年代からスタートしてデンマーク絵画の黄金時代へ。解説文を読んで絵の背景を知りながら観るのも面白いですが、レースや靴など描かれている服装に注目したりと別視点で見てもその時代を覗き見しているようで楽しく鑑賞できます。

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そして時代は光あふれる屋外を描く20世紀へ。

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女性画家が台頭してきて、神話化したヒロイズムから地に足のついた女性像や生活を描いていきます。

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本日のお気に入りの一枚はアンナ・アンカー。スケーエン派を代表する一人で、同じく画家の夫と共に夫婦でデンマーク紙幣にもなっていた国民的な画家です。数年前に上野の国立西洋美術館で行われた展覧会でもたくさん来ていました。

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そしてこちらはVilhelm Hammershoiの部屋、ここだけ時が静かに流れています。

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グレートーンで圧迫感を感じるほど静謐な部屋の内部を描いた作品を見ていると、不思議と心が落ち着きます。

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そして螺旋階段を降りて1階へ向かい、今回この美術館を訪れた目的であるテキスタイル・アーティスト「Anna Thommesen」の展覧会へ。

2026022332.JPG1940年代からタペストリーを織り始めたデンマーク・モダニズムを代表するアーティストのAnna Thommesenの作品は、床に敷く実用品としての敷物から壁にかけるオブジェとしての役割も果たすアート作品でもありました。

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家の側で採取した草花を用いた草木染めによる糸を使用した淡い色合いも特徴のひとつ。同じ幾何学模様の色違いを近くに配して、壁面には和紙を用いた水彩画の習作も併せて展示されています。

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裏側もじっくり見られる展示方法。この色合いやテクスチャーは実物を実際に見たから感じられるもので、どうしても図録からでは理解できないのでとても良い機会でした。

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これは世界遺産でもあるロスキレ大聖堂から、1974年に依頼された祭壇装飾。教会より依頼を受けたデンマーク芸術財団のVilhelm Wohlertが彼女を推薦して実現したものだそう。またいつかの機会にロスキレ大聖堂も行かなくては!

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最後の部屋ではバイオグラフィーや資料を展示。写真をスクリーンで紹介したものを見て驚いたのは、夫である彫刻家のErik Thommesenとの新居は友人であるFinn Juhlが設計したのだそう。ユール邸にもトメセンの彫刻作品や彼女のテキスタイルが敷かれているので、本当に仲の良い関係だったのだなぁと感じました。

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今回は貴重な展覧会と買付日程が偶然合ったので行くことができ、とてもありがたい機会でした。

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休館と新館を繋ぐガラス張りの空間は彫刻は置かれた「彫刻通り」。前回この上にたくさん吊られていたイサム・ノグチの照明はすべてカフェに移っていました。そのカフェで休憩しようと思ったものの、大混雑していたのでまた次の機会に。

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