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【葉山さんぽ・ART】神奈川県立近代美術館 / 上田義彦 いつも世界は遠く、
2025年8月20日
鎌倉から少し三浦半島を南に下ったところにある葉山町、海の後ろに山のそびえる自然の素晴らしいエリアです。
お目当てはいつもと同じ神奈川県立近代美術館。鎌倉の鶴岡八幡宮境内にあった坂倉準三設計の旧館が老朽化により2015年に美術館としての役目を終えてから、この葉山館がメインとなっています。
イサム・ノグチ《こけし》も鎌倉から移設されたものです!
今回楽しみにしていたのはフォトグラファー上田義彦氏の展覧会「いつも世界は遠く、」。
《今展覧会フライヤー・オモテ面》
上田義彦氏はコマーシャルフォトから著名人のポートレートなどジャンルにとらわれない幅広い分野で活躍している写真家で、私たちにとっては幾度となく訪れた2018年閉館のGallery916のオーナー&キュレーターとしても印象深い方です。
《今展覧会フライヤー・ウラ面》
会場はチベットで撮影された新作シリーズからスタートし、ゆっくりと40年間を遡っていき学生時代に撮影したもので終了。コマーシャルフォトの中にはサントリー烏龍茶など誰もが知っている有名作品から森や海などの自然風景、そして家族写真までが混ざり合い、まるで壁全体がコラージュ作品のよう!その中でも注目したのは作品ごとに異なる額縁で、作品を引き立てて寄り添うようなそれらを、素材や厚みなどどうしてこれを選んだのかを考えながら眺めるのも楽しいひと時でした。
思ったよりも時間をかけて鑑賞し、会場を後にする頃にはお昼時の真っ只中。
お腹が空いていてのんびり散策とはいかないものの、駆け足で敷地内を散歩します。
美術館の裏手に広がるのは青い海と一色海岸。
この一帯がファミリーエリアということもあり、ほんわかとした空気が漂っていました。

















